この半年間の変化
去年の後半からこの春までの間は、とにかく子供のダブル受験でてんやわんやでした。
でも、このことを通じて、私にしては珍しく「母」していたと思います。
勉強ちゃんとしてるかな・・・・といつにもまして気にかけるようになったというか。
今までは、放置、放任もいいところだったので、ああ、母親業って、ちゃんとやるとこんなにも気苦労が絶えないものだったんだな・・・とあらためて世の中のお母さん方に敬意を表したくなりました。
子供のことそっちのけで自分のことばかりだったこの2年間は、悩み多きものでしたが、振り返ってみれば、「生きているんだからどうにでもなる」といいますか、結局、どうでもいいことだった。たいしたことない、っていうか。
家族が健康で、毎日穏やかに暮らしていられるなら、それでいいじゃんって、最近は思えるようになりました。
世の中は、女性の社会進出を…とか、もっと輝いた生き方を!とか、あえて『女性』を強調してあれやこれやと騒がしいですが、じゃあ、輝いた生き方ってなんだ?とおもうと、それって、他人が決めるものじゃなくて、自分が感じることなんですよね。
自分が、いま輝いている、と思えば、どんな生き方をしていてもいいと思うのです。それがはた目には「残念」とか「もったいない」とかに見えたとしても、本人がそれでいいなら。
いままで、他人がどう思うか、という呪縛から逃れられなかったのだと思う。断ち切ったつもりでも、心のどこかに、やっぱり残っていて、無意識に自分をよく見せようとしていた。
どこで、どんな生き方をしていても、私であることに変わりはない。スキルアップ、キャリアアップって、決して一本調子で登っていくことじゃないと思う。回り道しながら、時には下り坂もあり、長い年月かけてゴールにたどり着く、そういう形もある。人生無駄なことは一つもないから、自分の経験したことはすべて自分を構成する一部となる。
一見関係のないような経験もひっくるめて、いろいろな体験がよせ集まって、私という複雑で唯一無二の存在を作っていく。別に間違った道とか、寄り道とかないから。すべてが正しい道。ゴールに続く道。こうしなくちゃいけない、そんなルールは一切ない。自分が思った通りにやればいい。
先日、「すごく気持ちが軽くなったように見えますね」といってもらえたから、この心境の変化、人にもわかるんだと思う。
自分の目指す自分像、だんだん見えてきました。時代に逆行しているかもしれないけれど、私にはそれが一番心地いいから。それを目指して進みます。
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